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ついでに書いとくか。

 12, 2009 23:50
 一昨日、『映画秘宝』別冊の『東宝特撮総進撃』の、福井晴敏の文章をdisったわけだが、ついでにもう少し書いておこう。

 福井はこう書いている。
 以下、引用開始。

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 まあ本誌読者層にはいろいろ意見があると思うけど、我が盟友・樋口真嗣が撮った06年版『日本沈没』だって、かように厳しい環境下でありえないくらい頑張っているのですよ。「そんなのは作る側の事情だ。金出して観るおれたちには関係ない」と躊躇なく言ってしまえる人は、ひょっとしたら口までスプーンで運んでもらうのが当たり前になっている人かもしれません。
 ネットの書き込みで憂さを晴らす前に、ちょっと考えてみてください。本誌を買って、「オリジナル版の『日本沈没』しかおれは認めん!」と気張っているあなたは、『ROOKIES』『余命一ヶ月の花嫁』みたいな映画や、それを観て「これが映画だ」と思っている周囲の人たちをどう思いますか? 今、この国の文化レベルはとんでもない勢いで磨耗していて、あなたの物言いがそれをさらに助長することだって考えられるのです。

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 以上、引用終わり。

 うーん、なにから突っ込んでいけばいいのやら(笑)。
 やっぱり一番ひっかかるのは、「頑張っている」って言葉だ。たしかに頑張ったんだろうなぁ。おそらくTBS側からラブ・ストーリー主体にしろとか希望的な終わり方にしろとか口出しされて、それでもやれることは精一杯やったって意味だと推測するけど、でも福井が自ら書いているように「そんなのは作る側の事情」でしかない。頑張ればいいなんて、学芸会じゃないんだからさあ……。高い金払って客に見せるってことの意味わかってないんじゃないかな、この作家。
 ちなみにおれは、「オリジナル版の『日本沈没』しか認めん!」なんてことは言わないッス。昔の『日本沈没』は特撮もショボいし、ストーリーも急ぎ足だし、映画としての欠点はいろいろある。でも、少なくとも樋口版よりはちゃんとしてるよ、と思う。

 おれは『ROOKIES』も『余命一ヶ月の花嫁』も観てないけど、はっきり言って、樋口版『日本沈没』はその並びに入れてもいいんじゃないかな。三本ともテレビ局資本だし、安易な感動を押し付けてくるみたいだし。福井がなぜこの2本を、おそらく文化レベルの低い映画として挙げたのかはわからないけど、作品の製作面と質から考えてもみても、この2作品と樋口版『日本沈没』が一線を画すとは思えない。福井は樋口版『日本沈没』を「これが映画だ」と思ってるんだろうか? 思ってるんだろうなぁ……。

 つまり、おれが福井に言いたいのは、

 原稿を書く前に、ちょっと考えてみてください。読者に対して、「樋口版の『日本沈没』は頑張って作ってるんだ!」と気張っているあなたは、『グラン・トリノ』『レスラー』みたいな映画や、それを観て「これが映画だ」と思っている周囲の人たちをどう思いますか?

 ってこと。
 もう眠いから寝るッス。

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