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【ネタバレ】『食堂かたつむり』を見た。

 28, 2010 23:31
 今月、友だちのKくんが見ていたことと、昨日の『たまフル』の「ザ・シネマハスラー」で取り上げる予定だということと、TOHOシネマズの年賀状割引が今日まで使えるってことで見てきました。いや、地雷だってことはわかってて行ったんですがw ちなみに宇多丸の評はまだ聞いてないです。

 とにかく、いろんな意味でヘンな映画だった。
 CGやイラストの合成を駆使した、中島哲也の劣化版みたいな感じで映画が始まったときは、どうなることかと思ったよ。そのあと劇中で何回も繰り返されるたびにヘンな気持ちになる。なんだろう、あれ。
 主人公の失語症って設定はあんまり意味がないような気がする。だって、ブタと会話(妄想?)するシーンでは、ナレーションでしゃべってるし。それがOKなら、全部それでやればいいのでは?
 とまあ、いちいちおかしな点を論っていくのは面倒くさいんでやめとくけど、とにかくなにもかもが浅い。物語の構成だけじゃなくて、人物の掘り下げも、モノを食すということに対する考えも。
 だれもが仰天するだろう、ペットのブタを食べるという展開に、それはもっとも端的にあらわれている。おそらく、食べるという行為の本質を突いたつもりなのだろうが、だったら柴崎コウがブタをみずから殺すシーンを入れるべきではないか。ブタは連れて行かれ、肉になって戻ってくるだけだし……。
 このエピソードに代表されるように、この映画は徹頭徹尾、きれいなものしか描かない。「おっぱい」とか「処女」とか「一発やらせろ」などの単語は出てくるものの、それは一切生々しさを持たないように語られていて、それゆえ心に響かない。なんというか、語弊を承知で書くけど、性欲のない女に向けてるという感じかな。んでもって、おれ、性欲のない女に魅力感じないんですよw
 ま、世の中の大半の人は、映画や小説やマンガなどからなにかを学ぼうなんて思ってないから、なんとなく癒された気分になれればそれでいいんだろうなぁ。そういう人なら楽しめると思うよ。「親はどんなにひどいことをしているように見えても、実は子供のことを愛しているんだ」とか「命を食べるってのはこういうことなんだ」とかね。おれからしたら、「ケッ」てなもんだけどw

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